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「みかづき」森絵都

図書館予約待ちでやっと順番がきた(^^;)。
塾業界に携わる家族三世代の昭和から平成の
今に至るまでの物語。
聞き慣れた実在する塾の名前も出てきて
今でこそ学校にとっても塾の存在は無視できない
状況だけど、塾の認知度がまだ低かった時代は、
学校の敵のように扱われていたこと、塾の形も
復習型がメインであったこと、それから進学塾に
形を変えていく様がよく分かる。
そして教育に対する家族それぞれの思いも深い。
「常に何かが欠けている三日月、教育もそのような
ものであるかもしれない。欠けている自覚が
あればこそ、人は満ちよう満ちようと研鑽を
積むのかもしれない」
このメッセージがとても印象的。
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「僕は、そして僕たちはどう生きるか」梨木香歩
一度読んだはずなのによく覚えていなかったので再読。

集団という群れの中で、迷いながら自分の生き方を
考える14才の主人公コペルくん。
タイトルの「僕は…」はある若者が兵役から逃げ、
戦争が終わるまでの日々をたった一人洞窟の中に
こもり、考え続けていたこと。
一番印象的だったのは親友のユージンのペット、
コッコちゃん…(>_<)
その場の周りの雰囲気に異を唱えることができず
ユージンの心まで壊してしまったことへの罪悪感。
集団の中でも「違和感」を覚える力の大切さ。
群れは時に危うい方向へ進んでしまう…それでも…
「人が生きるために、群れは必要だ。
ゆるやかで温かい絆の群れ。
人が一人になることも、離れることも認めくれる、
けど、いつでも迎えてくれる。
そんな「いい加減」の群れ。」
私たちは日々群れの中で生きている。
大切なのは考え続けること。

集団という群れの中で、迷いながら自分の生き方を
考える14才の主人公コペルくん。
タイトルの「僕は…」はある若者が兵役から逃げ、
戦争が終わるまでの日々をたった一人洞窟の中に
こもり、考え続けていたこと。
一番印象的だったのは親友のユージンのペット、
コッコちゃん…(>_<)
その場の周りの雰囲気に異を唱えることができず
ユージンの心まで壊してしまったことへの罪悪感。
集団の中でも「違和感」を覚える力の大切さ。
群れは時に危うい方向へ進んでしまう…それでも…
「人が生きるために、群れは必要だ。
ゆるやかで温かい絆の群れ。
人が一人になることも、離れることも認めくれる、
けど、いつでも迎えてくれる。
そんな「いい加減」の群れ。」
私たちは日々群れの中で生きている。
大切なのは考え続けること。
「バカ丁寧化する日本語」

お正月休みに読んだ一冊。
「バカ丁寧化する日本語」野口恵子
~敬語コミュニケーションの行方~
著者は日本語・フランス語教師。
言葉は時代と共に変化すると言われる中で、
日本語の敬語コミュニケーション、敬語の誤用に
ついて書かれた一冊。
まず取り上げられているのは「させていただく」
という表現。
『「させていただく」は本来、私が何かをする、
それはあなたが許可してくれたからで、ありがたいと
思っている』という意味をこめて使われるのだとか。
あまりに多用され過ぎてかなり一般化しているので
違和感を感じない場合も多いかも。
私自身、日本語教師の端くれとしては考えさせられる
ことがいろいろあった。
TVなどで役者さんが「今度舞台にださせていただく」
「新曲を歌わせていただく」などなど、そこまで
へりくだらなくても…と思うことが私もあったし、
政治家さんの街頭演説でもしかり。
敬語は難しい。私ももっと勉強しなくては。
「美しいをさがす旅に出よう」
映画「仁川上陸作戦」
今回の目的でもある映画「仁川上陸作戦」。

「1950年9月、成功確率1/5000、戦争の歴史を変えた
仁川上陸作戦を成功させるため、全てをかけた
隠れた英雄たちを描いている」
戦争映画は苦手で、しかもオール韓国語…
ちょっと途中で寝てしまったんだけど(^^;)、
復活して最後まで観る。
後から、友達に色々解説してもらったんだけど(^^;)。
同じ民族なのに戦わなければいけないというのは
やっぱりむごい。彼らを待つ家族がいて、
家族を守るために戦っているのに。

イ・ジョンジェもイ・ボムスも良かった!
戦争(スパイ)映画は怖かったし、疲れたけど(^^;)。
ラスト、作戦が成功しソウル奪還。
晴れの軍人の中に我が子を探すオモニの姿が
とても悲しかった。

「1950年9月、成功確率1/5000、戦争の歴史を変えた
仁川上陸作戦を成功させるため、全てをかけた
隠れた英雄たちを描いている」
戦争映画は苦手で、しかもオール韓国語…
ちょっと途中で寝てしまったんだけど(^^;)、
復活して最後まで観る。
後から、友達に色々解説してもらったんだけど(^^;)。
同じ民族なのに戦わなければいけないというのは
やっぱりむごい。彼らを待つ家族がいて、
家族を守るために戦っているのに。

イ・ジョンジェもイ・ボムスも良かった!
戦争(スパイ)映画は怖かったし、疲れたけど(^^;)。
ラスト、作戦が成功しソウル奪還。
晴れの軍人の中に我が子を探すオモニの姿が
とても悲しかった。